2008年3月8日土曜日

ラジコン ブラシレスモーターで飛行させよう

近年急激にブラシレスモーターの普及がラジコンに進んできている理由には、ブラシモーターに比べ出力が同じサイズでも高くすることができる、また、消費電力が同じ出力の場合低く、効率が良いことなどにより、搭載する電池やモーターが軽量になるため、とても飛行するラジコンに関してはたいへん有利になります。

ブラシレスモーターの種類としては、現在市販されている物ではモーター内部のコア部分が回転する一般的なブラシモーターと同様な「インナータイプ」と呼ばれている物、及び、モーターの中心部のステーターと呼ばれている部分に巻き線が巻かれ、それは回転せずに外側の管に磁石が取り付けられ、その部分を回転させる「アウタータイプ」という物が有ります。

使用するためにはブラシレスモーター専用のコントローラーが必要です。ブラシモーター用のコントローラーでは、ブラシレスモーターを回すことはできません。エンジンなども使用法を間違えて、許容範囲以上の回転を出してしまうと壊れてしまいますが、ブラシレスモーターも同様に破損してしまうケースが有ります。

ブラシレスモーターの場合は、特にパワーを上げることができ、許容範囲以上の出力を出すことが容易にできてしまいますが、取り扱い説明書などに記載されている「回転数」、「電流」、「電圧」等の最大値を考慮して使用する必要があります。これらの範囲を超えて使用してしまうと、モーターが破損してしまう場合も有りますので注意してください。

回転数に関しては、概ね小さなサイズのモーターは比較的許容回転数が高く、大きなサイズのモーターは許容範囲が低回転になる傾向に有ります。また、「インナータイプ」と「アウタータイプ」では、インナータイプは高回転まで許容が高く、アウタータイプは比較的低回転の許容となっている様です。これらから、大きなサイズのアウタータイプは許容の回転数は低い傾向で、小さなインナータイプは許容の回転数が高いと言うことが一般的です。

許容の回転数は、高い物では4万回転程度の物が有りますが、低い物では8000回転程度までと言う物があり、これを超えて使用すると破損するおそれが有りますので、使用時には回転数の制御が必要で、回転が上がりすぎている場合はプロペラのサイズを大きくするなど、対策が必要です。「電流」及び「電圧」には、一定の法則が有ります。

簡単に言うと、モーターは「ワットで回る」と言うことがいえると思います。傾向的には高い電圧であるプロペラを回すと電流は低くなり、低い電圧でモーターを回すと電流は高くなる様です。