スロットルカーブはニードル調整が結構影響します。濃い目のニードル調整は高めのスロットルカーブ。薄めのニードル調整は低めのスロットルカーブとなるのが一般的だと思います。今回は地上での慣らしで何処まで仕上がるか?にポイントを置いてみました。手で始動出来るもののやはり小型エンジンの始動性は良いとは言いがたいです。
今回は10タンク目まではスターターを使うことにしました。でも普通のスターターは10には、ちょっとと思ったので、京商のハンディースターターを使うことにしました。このスターターはギアダウンタイプで通常のスターターよりも回転が低くエンジンにやさしいのでは、と思います。まず1から5タンクまで7000rpmで回しました。このときのニードルは説明書の4回です。
続いてニードルを1/4閉めて7000rpmで10タンク分回しました。全開はそれほどでもないのですが、スローはなかなかの安定感を見せます。レスポンスも良くもたつきも思ったほどありません。機体がムサシノシリーズなので中速以下が安定すれば上出来です。一般的に、ニッカドは使用後12時間以上経過しないと元の状態に戻らないと言われています。つまり、朝フライトしたニッカドが充分回復するまで待つと日が暮れてしまいますから、ニッカド本来の特性に即した使用方法をとろうとすれば、一日一回の使用が望ましい、ということになり、そのためには一日の飛行回数分のニッカド・パックを用意しなくてはならないことになります。
ですから、競技会やレースに出場する目的等、ニッカドを常に最高の状態に保つ必要がある場合には、この原則は欠かせない、ということをまず基本として覚えておいて下さい。実際、EP機のエキスパートと言われる方々はかなりの数のニッカド・パックを所有し管理していますが、一般的なフライヤーの場合、「そんなに沢山のニッカド・パックを用意できない」というのが実状ではないかと思います。そこで、お薦めするのがニッカド・パックのローテーション使用です。一般的には、ニッカド容量の3倍(これを 3Cという)の電流値に設定して充電を行います。
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