2007年10月10日水曜日

ラジコン模型用エンジン

ラジコン模型で使用されるグローエンジンは、圧縮と燃焼室にあるグロープラグにより、燃料の着火を行う内燃機関。別名、「焼玉エンジン」とも言われる。1890年にイギリスで発明された。石油系の燃料を使用する点では、他の多くの内燃機関と同じ。利点はガソリンエンジンの様な複雑な点火機構が要らないこと。始動時は、ヘッドのグロープラグに電気を通し加熱することで、初爆を起こし、以降は焼玉またはプラグが燃料の爆発により熱を維持することで繰り返しての点火を継続する構造。2サイクル機関と4サイクル機関のいずれも存在する。

一方、圧縮比が低いために熱効率が著しく悪く、燃費が悪いことや、出力の割に容積が大きく、高回転・高出力も得にくいことから、軽量な小型ガソリンエンジンや経済性に優れた高速ディーゼルエンジンの発達に伴って、1950年代以降、産業用や民生用の一般的動力としては世界的に廃れた。現在は、模型用としてのみ多用されている。グロープラグとは、エンジンの燃焼熱を利用して自らの点火部分(コイル状または棒状の蓄熱部分=点火部分)の赤熱状態を保つ点火栓を言う。

ディーゼルエンジンでは、予備加熱装置として用いられるが、本来は「焼玉エンジン」や「模型用グローエンジン」の点火栓として用いられる。本来の使用用途の点火栓として利用する場合は、電流を用いて点火栓に内蔵されたコイルや棒を赤熱させ燃料に点火し始動する。一度始動すると、燃焼による熱でさらに赤熱し、次の燃焼に点火する。この点火栓の特徴として複雑な点火回路が不要で、点火時期の調整が不要で、エンジンの回転が上がればそれにつれてグロープラグの赤熱度も行進し点火時期を早める自己調節機能を持つ。

一般的には、点火部分の材質はニクロムか白金が使用される。高温用や低温用など様々な製品がある。ラジコンマニアが使うコントロ-ラの名前、それが「プロポ」。“プロポ-ショナル・システム:比例制御”の略称なんです。簡単に言えば、”比例して動く無線操縦装置”とでもいいましょうか。オモチャのコントロ-ラなんかは、スイッチを入れると急に一定速度で動くのが多いんですが、これは比例して動いてません。ONにしたらイキナリ動きます。

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