2012年3月14日水曜日

ラジコンヘリ 上空でのアイドルアップ

ラジコンヘリのアイドルアップのスイッチは上空飛行時に使用します。背面時にはマイナスピッチにすためにエンコンスティクを下げますが、出力まで下がってしまうと、高度も落ちてしまいます。アイドルアップSWで、エンコンスティクを下げても、出力が下がらないように、送信機で設定します。

ジャイロは、ヘリのヨー軸を制御する装置です。テール制御効果の高いヘディング・ロック・ジャイロは、従来ジャイロが比例制御方式で、テールが動いているときだけ、ジャイロからサーボーに信号が送られていたのに対し、先にノーマルモードにてホバリング、ラダーのニュートラルを合わせます。

ロック機能を作動されると、ニュートラルを保つようにジャイロから信号が送られ、頭を向けた方に常に保たれるわけです。メインローターのピッチ角については、通常は-6゜~+13゜位に調整します。ホバリング練習では-2゜~+10゜位で良いでしょう。マイナスを取りすぎると着陸時スッと機体が下がるため、常にハードランディングになりがちです。

最初はとにかく安定の良いヘリを選んで下さい。そして必ずキットを購入しましょう。一度組んでおくと後が楽です。エンジンヘリの場合、エンジンは一般に小川精機です。他にもメーカーはありますが初心者にはOSが扱いやすいでしょう。ローターを取り付けてヘリを立てたときに、重力に負けない位に締めます。テールローターも同じです。

電動400ヘリだけであっても、ラジコン保険には是非加入しておきましょう。加入申請書はショップなどにおいてあります。電動ラジコンも様変わりしました。ラダーはリンケージで調整し、トリムも真ん中に有るのがベストです。

2010年8月13日金曜日

電動ラジコンヘリの世界

多くのパイロットがT-REX 450をスタント飛行の練習機に選んでいます。T-REX 450の優れた性能はもちろんですが、墜落しても修理費用が大変安いので、安心して練習ができるからです。T-REX 450を選んだパイロットたちは、短期間で飛行テクニックを飛躍的に上達させてきています。

充実したパーツの供給と驚きの低価格で、過去の統計調査では、T-REX 450シリーズの修理費用の平均額は、1回の墜落で、日本円でおよそ3千円程度に収まっています。安心感は、パイロットのチャレンジ精神を引き出して一層難しい飛ばし方への挑戦を鼓舞し続けています。

高性能の純正モーターとESCがセットで安い価格のコンボキット、すでに手持ちがある人や自分で組み合わせを楽しみたいマニアのための組立キットなどがあります。T-REX 450には、入門者におすすめのT-REX 450Sシリーズと、さらに熟練者が存分に楽しめるT-REX 450SEシリーズから選ぶことができます。グレードアップのための高級パーツも豊富です。

プロポは、6チャンネルのヘリ専用デジタルプロポならどれでも使えます。ただし、古い機種ではアイドルのセッティングが少し不便な場合があるかもしれません。新しく購入するならば、ご予算の許す範囲でできるだけ新製品の高性能機種をお奨めします。

2009年2月15日日曜日

ラジコンヘリ サイクリックピッチ

ラジコンヘリ、サイクリックピッチについてですが、サイクリックピッチを作用させるとき、スワッシュプレートは前方に傾くラジコンヘリのフライト中、送信機のエレベータスティックをダウン(前方へ倒す)したとします。スワッシュプレートが前方へ傾き、メインローターへ、機体右側にプラス方向、左側にマイナス方向のピッチが入ります。

プラスピッチは浮く力、マイナスピッチは押し下げる力が働く訳です。こうした舵が入っても、機体は左に傾くことはありません。なぜならジャイロプリセッションが働いて、プラスピッチの力は移動してしまうからです。ちなみに機体左側のマイナスピッチの作用は、そのまま機首方向へ移動、機首が下がり、回転面が前方へ傾くことでヘリは前進します。

サイクリックピッチでは、メインローターのピッチ角が1回転するうちに刻々と変化しているのです。サイクリックピッチはエレベータ操作、またはエルロン操作によってメインローターに入るピッチのことです。このサイクリックピッチとコレクティブピッチはスワッシュプレートでミキシングされます。つまり、エレベータスティックで機体を前傾させながら、スロットルスティックで揚力と推力を足すなど、ふたつのピッチを同時に操作できるように設計されているのです。

コレクティブピッチを操作したとき、スタビライザーには変化が起こらないのですが、サイクリックピッチを操作した(エレベータ、エルロンの操作)場合には、舵に連動してスタビライザーにもピッチが入ります。メインローターと同様のサイクリックピッチをスタビライザーに入れることで、フライヤーが意図した舵がスムーズに入るように設計されているのです。

2008年10月13日月曜日

電動ラジコン飛行機 モーターについて

電動ラジコン飛行機は、一般的に、ブラシレスモーターはブラシモーターよりも 10%程度効率が良いとされていますので、両者を同じ負荷設定、同じ電流設定にした場合という意味で、同じプロペラ、ギヤ比で使用するということではありませんが、飛行させた場合、飛びは良くなります。

但し、劇的に向上するという印象ではありません。それでは、なぜブラシレスモーターでよりパワフルなフライトを実現することができるのでしょうか。それは、ブラシレスモーターとブラシモーターの限界と使い方の違いによるものです。両者はプロペラやギヤ比の選択等、基本的な使い方は全く変わらないのですが、一つ異なる点はブラシがあるかないかということです。

当たり前の話しなのですが、ここが重要です。個々のモーターには使用可能な限界電圧、限界電流 というものがあるわけですが、ブラシモーターはブラシの耐えられる限界という要素があります。ブラシモーターは連続運転可能な一定の電流を越えますとブラシが痛んで劣化し、即座に性能低下を引き起こします。

一方ブラシレスモーターはブラシが痛むことはありませんから、その使用限界は磁石の劣化が始まる発熱温度に依存していると言えます。いずれのモーターでも、パワーアップを図るには、負荷を大きく、大きいプロペラを付けたり、ギヤ比を小さくしたりして消費電流を大きくしなければなりません。この際、ブラシモーターの場合はブラシの使用限界を超えるわけにはいきません。

ブラシレスモーターの場合は使用可能な温度範囲でいろいろな設定ができるわけです。その範囲というのは飛ばし方によって差がでてくるのですが、例えば「通常はスロットルを絞って飛行させ、垂直上昇させるときのみフルパワーで」というような飛ばし方や、モーターグライダーのように「上昇時の短時間のみのモーターラン」という場合は、その時間内に限界温度に達しなければOKです。

2008年3月8日土曜日

ラジコン ブラシレスモーターで飛行させよう

近年急激にブラシレスモーターの普及がラジコンに進んできている理由には、ブラシモーターに比べ出力が同じサイズでも高くすることができる、また、消費電力が同じ出力の場合低く、効率が良いことなどにより、搭載する電池やモーターが軽量になるため、とても飛行するラジコンに関してはたいへん有利になります。

ブラシレスモーターの種類としては、現在市販されている物ではモーター内部のコア部分が回転する一般的なブラシモーターと同様な「インナータイプ」と呼ばれている物、及び、モーターの中心部のステーターと呼ばれている部分に巻き線が巻かれ、それは回転せずに外側の管に磁石が取り付けられ、その部分を回転させる「アウタータイプ」という物が有ります。

使用するためにはブラシレスモーター専用のコントローラーが必要です。ブラシモーター用のコントローラーでは、ブラシレスモーターを回すことはできません。エンジンなども使用法を間違えて、許容範囲以上の回転を出してしまうと壊れてしまいますが、ブラシレスモーターも同様に破損してしまうケースが有ります。

ブラシレスモーターの場合は、特にパワーを上げることができ、許容範囲以上の出力を出すことが容易にできてしまいますが、取り扱い説明書などに記載されている「回転数」、「電流」、「電圧」等の最大値を考慮して使用する必要があります。これらの範囲を超えて使用してしまうと、モーターが破損してしまう場合も有りますので注意してください。

回転数に関しては、概ね小さなサイズのモーターは比較的許容回転数が高く、大きなサイズのモーターは許容範囲が低回転になる傾向に有ります。また、「インナータイプ」と「アウタータイプ」では、インナータイプは高回転まで許容が高く、アウタータイプは比較的低回転の許容となっている様です。これらから、大きなサイズのアウタータイプは許容の回転数は低い傾向で、小さなインナータイプは許容の回転数が高いと言うことが一般的です。

許容の回転数は、高い物では4万回転程度の物が有りますが、低い物では8000回転程度までと言う物があり、これを超えて使用すると破損するおそれが有りますので、使用時には回転数の制御が必要で、回転が上がりすぎている場合はプロペラのサイズを大きくするなど、対策が必要です。「電流」及び「電圧」には、一定の法則が有ります。

簡単に言うと、モーターは「ワットで回る」と言うことがいえると思います。傾向的には高い電圧であるプロペラを回すと電流は低くなり、低い電圧でモーターを回すと電流は高くなる様です。

2008年2月14日木曜日

電動ラジコン ブラシレスモーター

現在ラジコン模型で使用されている電動モーターには、大きく分けて2つの種類が有ります。一つは長年使用されてきた「マブチモーター」などに代表される「ブラシモーター」。もう一つが、近年急激に普及が進んできた「ブラシレスモーター」です。通常ブラシモーターでは機械的にプラスマイナスを反転させ、流す電力で出力をコントロールします。

当然ブラシとコミュニテータと言われる部品には接点があり、摩擦が生じておりますので有る程度の寿命が有ります。モーターの構造は部品点数が多く複雑ですが、コントローラは比較的簡単な構造です。ブラシレスモーターは、その名の通りブラシが有りません。構造的には3相の交流モーターによく似ております。

そのため構造的には比較的簡単で部品点数も少なく、摩擦点は軸受けのみでブラシモーターに比べ寿命が格段に長いのが特徴です。また、摩擦も特に少ないので、効率が良いことも上げられます。コントローラーはその逆で、ブラシモーターの機械式に対し電気的にプラスマイナスを反転させておりますので、構造が複雑です。簡単に言うとコンピューターで制御しています。

近年急激にブラシレスモーターの普及がラジコンに進んできている理由には、ブラシモーターに比べ出力が同じサイズでも高くすることができる、また、消費電力が同じ出力の場合低く、効率が良いことなどにより、搭載する電池やモーターが軽量になるため、とても飛行するラジコンに関してはたいへん有利になります。

ブラシレスモーターの種類としては、現在市販されている物ではモーター内部のコア部分が回転する一般的なブラシモーターと同様な「インナータイプ」と呼ばれている物、及び、モーターの中心部のステーターと呼ばれている部分に巻き線が巻かれ、それは回転せずに外側の管に磁石が取り付けられ、その部分を回転させる「アウタータイプ」という物が有ります。使用するためにはブラシレスモーター専用のコントローラーが必要です。

2008年1月16日水曜日

ラジコン用グローエンジン スローの調整

ラジコン用グローエンジンの調整目安としては、スローニードルはメーカー出荷時のままでメインニードルは2回で良いでしょう。こうすることによりアイドリングが濃くなり過ぎないので、エンジンの始動性も良くアイドリングの安定もよくなります。最近、ローコストな60入門機が人気が高いようですが、本当に長く付き合える入門機が多いかというと少々疑問に感じます。フレームやエンジン周り、スワッシュやリンケージなどのコントロール系、ボディーなどにまったく問題が無いのが長い目で見ると付き合いやすいです。

初めからお金に余裕があるなら、メンテナンス性の良さでキャリバーをお勧めしますが、コストパフォーマンスを考えるならお勧めなのがErgo60FAICCPMです。さて、まず始めにメインニードルをあわすために、上空飛行をします。純正のSFメインブレードの場合、ハイピッチを8度(実際に使うと思われるピッチよりもやや低め)に設定します。

上空を追い風で水平飛行をさせてニードルを合わせます。一番機速の乗る位置より3コマ開きます(使用する燃料により異なります)一応メインニードルはこの位置のままにしておきます。良くある失敗パターンに、アイドリングを良くするためにアイドルねじを締めすぎて中速まで薄くしてしまっている機体が有ります。アイドルねじは締めすぎると中速にまで影響し、ホバリングが安定しなくなると言うことは覚えていて下さい。

OS32SXの場合、アイドリングでほっておいたら、1分ぐらいで止まるぐらいが正常な状態です。チューンド系のマフラーは一般的に上空がよくてもホバリングが薄くなって落ち着きが無くなり、調整が微妙になります。3Dなどを目指す方は、上空でのパワーが出るので試してみる価値は有ります。従って、調整の仕方は、まず、大まかなピッチカーブを設定しておき、スロットルカーブはホバリング位置付近でエンジン回転が変わらないように寝かせておきます。

飛ばしてみてスティック動作と機体の上下動作が自分のフィーリングに合うようにピッチカーブを調整し、最終的にエンジン回転が変わらないようにスロットルカーブを調整し直します。こうしておけば、送信機側から、ガバナのオン・オフ、回転数制御、ノーマルモードではスティックがある程度上がったところで自動的にガバナが入るように設定できます。また、スティックを下げきったり、ホールド時は自動的にガバナが切れます。最後に、回転数のモニター画面にして、各モードの設定回転数を確認します。