2007年11月21日水曜日

ラジコンヘリの各種セッティング

アイドリングが3000rpm程度で安定し、スローから中速にスムーズにつながるようになれば、慣らしは終了したものと考えています。慣らしをしても安定しない時は、もう少し飛行させながら様子を見るようにしています。また、飛行させながらの慣らしはあまり負担のかかる飛行(ループなど)は避けるようにします。また、エンストも避けるべきです。だからと言ってニードルを閉めこんでも良いと言うわけではありません。よく、「ニードルはピークから2コマ」と聞きますが、ピークから2コマではまだまだピークです。ニードルを締めていき、ピーク?と思った位置から1/5ほど開いて丁度良い感じです。

ホバリング調整をするために、先に調整を済ましているのですが、メインニードルを調整する際に必ずかかわってくるのが、メインローターのハイピッチです。このメインローターのハイピッチによって多少変わってきます。手早く調整をするために、メインローターのハイピッチを先に決めます。といっても実際に使うピッチよりも1度ほど低めのピッチを設定します。キット標準のSFメインブレードの場合は8度くらいが良いと思います。そして、この少し浅いピッチでニードルを合わせます。

ヘリを風上からダイブさせて水平飛行をして、エンジンの回転が上がりきらない位置にニードルをセットします。(水平飛行は200メートルほど行ってください、短い距離だと調整が難しくなります)次に、エンジンの回転が少し下がったかな?と感じるまで、メインローターのピッチを足していきます。これでOKのはずです。上空の調整をするとき、燃料タンクが満タンの時は、ニードルが濃くなり、燃料が少ないときは、薄くなります。

F3Cをする場合、燃料タンクが満タンのときはホバリング、半分位で上空を飛びます。だから、満タンの時に、上空を元気良く飛ぶ必要も無く、燃料が少ないときに、気持ち良くホバリングする必要もないのです。と、考えるとエンジンの調整も意外と楽になるものです。ちなみに、ニードルコントローラーを付けると調整がずいぶんと楽になります。メインニードルを2回開きます。中速ニードルを3回開きます。スローニードルは今のところ触らなくて良いです。ホバリングでスロットルが50%開くように調整しておきます。6万円台で買えるのは確かに魅力だし、60ヘリを手軽に味わえるようにしてくれた功績は大きいと思います。

2007年11月17日土曜日

ラジコンヘリの入門練習

ラジコンヘリの入門練習には、「少しでも上手になろう」という強い意志が必要です。途中で投げ出してしまえば何も残りません。ある意味「決意」が必要です。最初は「ホバリング」です。具体的なホバリング目標を決めて練習することが大切です。最近は優れたシミュレータが多く発売されています。実際のヘリを飛ばす時間がなかなか取れなかったり、天候などの具合で飛行が出来ない場合、とても効果的な練習になります。

1日5分でも10分でもテーマを決めて練習することで上達の速度は速くなります。出来る限り自分の機体に合わせたセッティングをするようにしています。例えばスカディ37を持っていて、シミュレーションで90の機体で練習してはいけません。ヘリを飛ばして家に戻ったらシミュレーションをして同じ感覚になるように調整することが大切です。是非シミュレーションを有効活用しましょう。

ジャイロ(gyro)とは回転・円を表す言葉です。一昔前のレートジャイロはモーターの回転を用いてジャイロ効果を得ていました。ジャイロはヨー軸(テール)の安定のために用いられています。現在は「ピエゾ素子」(ピエゾ圧電効果)を用いたものが主流でヘディング・ロック(テール・ロック)といってヨー軸のズレを補正する機能を持ったものが一般的になりました。

取説も難解な用語が並びあまり判りやすいとはいえません。試行錯誤しながらセッティングしているフライヤーが多いようです。電動の世界では、技術の進歩は日進月歩です。ニッカドは基本的には完全に放電しても差し支えないのですが、これはあくまでも単セル(1本=1.2v単体)でみた場合の話しです。電動プレーン用のニッカドパックは通常複数本のセルが直列に接続されています。8.4vのニッカドパックの場合は7セル=7本のセルで構成されていますが、この7本の各セルは特性にそれぞれ微妙なバラツキがあり、満充電の状態から完全に放電するまでの時間にも微妙な差が存在します。

すなわち、モーターを接続して1つのパックとして放電を開始しますと、7本のうちまず最も放電時間の短いセルの放電が終了(電圧=0v)しますが、他のセルはまだ放電が終了していないので、バッテリーパック全体としてはまだ電圧>0 であるため、モーターは回り続けます。この状態でさらに放電を続ける(モーターを回し続ける)と、最初に放電が終了したセルは放電が終了しているにもかかわらずさらに放電をさせられることになりますが、このとき転極(ニッカドのプラス極とマイナス極が入れ替わる現象)という現象が発生します。

2007年11月14日水曜日

ラジコンヘリの直進飛行

ラジコンヘリは、直進飛行するためにラダーを正確に打つ必要があります。ラダー操作に自信のある方は問題ありませんが、ラダー操作に不安のある方は、特別 な演技以外は、ラダー軸のジャイロはノーマルモードで使用してください。ジャイロは、機体の姿勢変化が起きると、センサーが動きを検出し、動いた方向と逆方向の操作信号をサーボに伝えます。サーボはジャイロ信号を出来るだけ早く動かすことが重要となります。

従って、サーボは高速で、応答速度の速いサーボが必要となります。この点、ディジタルサーボは非常に応答速度が早いため、ジャイロに最適です。 ジャイロは感度が上がるほど、制御性能が向上します。しかし、感度を上げすぎると、ハンチングと呼ばれるサーボの振動が発生してしまいます。ディジタルサーボを使った場合、ノーマルサーボと比較して、2~3割程度、ジャイロ感度が上げられます。

ジャイロ感度は、機速や舵の面積、リンケージなどで変わります。舵の良く効く機体はジャイロ感度が低めになります。又、機速が早くなると、ジャイロ感度を低くする必要があります。逆に、離着陸では感度を上げることが出来ます。感度を使い分けるのも、ジャイロ性能を引き出すための一つの方法です。一般 的に、約50%のジャイロ感度で飛行させて様子を見、ハンチングが出ない最大値を見つける方法が良いと思います。過大感度で、大きく機体がハンチングすると、機体の分解やサーボの破損も考えられますので、最初は感度を低めで飛ばすのが安全です。

2007年11月3日土曜日

ラジコン空物に最適なプロポ

ヘリや飛行機など、現在空中を飛行するラジコン模型には一般的にPCMタイプの無線機が良いとされております。弊社でも、電動エンジンを問わず、特に大きなサイズの物はPCMタイプをおすすめ致します。小型の物でも、電動のヘリコプターなどはPCMタイプをおすすめします。これは、私の経験上かなりFMタイプに比べノイズ的に有利になります。ガソリンエンジンの場合、プラグ着火がとても大きな電圧を必要とします。電流自体はとても微々たる物ですが、電圧が高いことからノイズの発生が少なからずあるようです。

しかし、エンジンは機体の通常一番最前部にあるため、受信機やケーブルなどからは遠い位置にあるのが普通です。このことから、あまりプラグ関係でのノイズは気を使う必要が無いのが実情です。今回のG200PUエンジンの場合は、プラグヒートのコントローラが付属します。この部分もノイズの発生源となるようです。できるだけコントローラからは、受信機や受信機のアンテナ、サーボのリード線等を離した方が良いようです。しかし、斉藤製作所の最大の強みは、優秀なエンジンを供給し続けていることではないでしょうか。そして、斉藤製エンジンを搭載できるラジコン飛行機のキットも発売しています。この世界も根強い愛好者がいます。

TOKIは秀和工業(株)の模型用エンジンのブランドです。(秀和工業(株)は、ラジコン用エンジン等の開発・製造をしています)ラジコン飛行機・ラジコンヘリ用のグローエンジンとしては、18クラス、40クラスを発売しており、前者はクイックのヘリ「クイッキー15」(実質、専用エンジン)、後者は32クラスヘリの換装用となっています。18クラスはクイッキー15のパワーソースとして、特に好評を得ているようですね。テールローターは、一般的にメインローターが右回転の場合左回転にします。これは、メインローターが回転した場合ジャイロプリセッション効果でドリフトトルクが90度ずれた方向に現れ、ちょうどテールパイプを軸にした方向に出てきます。これと同じ事がテールローターにも言えます。

当然メインローターの半トルクとジャイロプリセッションドリフトトルクは、テールローターの物とは大きく違いますが、少しでもそれぞれを打ち消す役目を持たせるために、メインとテールは逆の方向に回転させることが基本だと思います。機体の多くは、これとは逆にメインローターは右回転、テールローターも右回転となっております。これは、いろいろな経験やテストから、特にラジコンヘリの場合テールローターとメインローターの回転方向を変えても、操縦感覚、性能等に人間の感覚ではほぼ分からない事から、それよりもラダーリンケージロッドを引いてテールローターのピッチをプラス側にした場合、ロッドのたわみに対して有利になります。多くの場合通常ロッドを引っ張る側にラダーリンケージにトルクがかかり、ガタがあっても感じる事が少ないなどの理由から、テールローターを右回転にした場合、ラダーリンケージが引っ張ってプラス側になる点を優先してご推奨します。

2007年10月22日月曜日

ラジコンヘリ 3Dフライト

私は3Dはあまりやっていないのできちんとした事が言えませんが、排気プレッシャーがはずれてエンジンがかなり薄くなったにも関わらず、ガバナーがONで上空を飛ばしていて薄くなったのに気づかず、エンストさせてしまった事が有ります。エンジンの濃い薄いが普通は回転数の上昇で分かるのですが、大変わかりにくくなります。突然エンストするのでびっくりします。エンジン音がカラカラ言い出したら要注意です。また、回転がかなり一定に押さえられますので、逆に操縦しにくい場合も有ります。

プルバックリカバリーなどストールした直後に全速でバックさせたい時や、ループの後半で多少回転が上がっていた方が良い時などに、回転が低めである事が演技をやりにくくする事も有ります。エンジンが薄めならあまり気になりませんが、双葉製の場合、ぴったり回転を合わせる事より、安定度優先になっていると思われます。結構、設定値より多く/少なく回る場合も有ります。

中速を薄めにする事で回避できます。懸命な設計だと思います。ループは、なれていない方のやり方を見ているとピッチを早く抜きすぎている場合が多いと思います。はじめはピッチはずっと入れっぱなし位のつもりで、エレベーター操作できれいな大きな円をかけるように練習するのが良いと思います。というのは、ピッチを抜いてしまうと機体はすぐに浮力を失ってしまうからで、大きな円がかけなくなってしまいます。エレベーターの入れ方は、”始めちょろちょろ中ぱっぱ” です。

ゆっくり引いて機体が浮力で上がっていくのに任せておき、形を整えるためにもう一度エレベーターを引く位の感じがいいと思います。後半で形を整えるためにピッチを抜く必要があると思います。ロールは、基本的には、右指のみで、エルロンを右へ切り、ピッチを抜いて、逆さになったらピッチを入れていき、エルロンを戻すという単純な操作です。

2007年10月10日水曜日

ラジコン模型用エンジン

ラジコン模型で使用されるグローエンジンは、圧縮と燃焼室にあるグロープラグにより、燃料の着火を行う内燃機関。別名、「焼玉エンジン」とも言われる。1890年にイギリスで発明された。石油系の燃料を使用する点では、他の多くの内燃機関と同じ。利点はガソリンエンジンの様な複雑な点火機構が要らないこと。始動時は、ヘッドのグロープラグに電気を通し加熱することで、初爆を起こし、以降は焼玉またはプラグが燃料の爆発により熱を維持することで繰り返しての点火を継続する構造。2サイクル機関と4サイクル機関のいずれも存在する。

一方、圧縮比が低いために熱効率が著しく悪く、燃費が悪いことや、出力の割に容積が大きく、高回転・高出力も得にくいことから、軽量な小型ガソリンエンジンや経済性に優れた高速ディーゼルエンジンの発達に伴って、1950年代以降、産業用や民生用の一般的動力としては世界的に廃れた。現在は、模型用としてのみ多用されている。グロープラグとは、エンジンの燃焼熱を利用して自らの点火部分(コイル状または棒状の蓄熱部分=点火部分)の赤熱状態を保つ点火栓を言う。

ディーゼルエンジンでは、予備加熱装置として用いられるが、本来は「焼玉エンジン」や「模型用グローエンジン」の点火栓として用いられる。本来の使用用途の点火栓として利用する場合は、電流を用いて点火栓に内蔵されたコイルや棒を赤熱させ燃料に点火し始動する。一度始動すると、燃焼による熱でさらに赤熱し、次の燃焼に点火する。この点火栓の特徴として複雑な点火回路が不要で、点火時期の調整が不要で、エンジンの回転が上がればそれにつれてグロープラグの赤熱度も行進し点火時期を早める自己調節機能を持つ。

一般的には、点火部分の材質はニクロムか白金が使用される。高温用や低温用など様々な製品がある。ラジコンマニアが使うコントロ-ラの名前、それが「プロポ」。“プロポ-ショナル・システム:比例制御”の略称なんです。簡単に言えば、”比例して動く無線操縦装置”とでもいいましょうか。オモチャのコントロ-ラなんかは、スイッチを入れると急に一定速度で動くのが多いんですが、これは比例して動いてません。ONにしたらイキナリ動きます。

2007年10月4日木曜日

4サイクルのグローエンジン

4サイクルのグローエンジンサウンドはいいですね。実機のような感覚で、スケール機に搭載すれば雰囲気満点。電動が全盛?の現在でも、オールドファンを中心に、根強い愛好者がいます。まず容器を開封したことによって、揮発性の高いメタノールやニトロメタンの 気化が進みます。また外気(空気や湿気)の進入や接触は、空気中の酸素や湿度によって燃料の成分を劣化させる原因となります。これらの理由から、開封 後の燃料を長期間に渡って使用し続けた場合、本来の燃料特性の低下やエンジンの錆などのトラブルにつながる恐れがあります。

皆さんは整備、修理などでネジ止め剤を使用したネジをそのまま使用していませんか。数度の使用で頑丈なはずのメタルパーツのネジ穴がなめてしまう事がなかったでしょうか。新しい物に交換すれば済むわけですが、いつのまにか工具箱に使用不可能なネジが山のようにたまります。強度に必要な場所はお進め出来ませんが試してみてください。フライト現場で効力を発揮します。最近は低オイル等環境に対して色々考えられるようになってきました。

環境問題ですが、燃料缶をどう処分していますか。良く飛ばされる方は処分に困ると思います。過半数の方は自分で処理されていると思いますが、中にはその辺に捨てている方もいる様です。河川敷等でラジコンをしているかな、なんて探すときに捨ててある燃料缶があると、「ここでラジコンしているのだな」と、要するにマナーの悪い方が捨てているのです 確かに4L缶は邪魔になります。でも少しの作業で簡単に小さくなります。小さい努力で河川敷でのフライト禁止を防げるかもしれないですよ。

サンダータイガー社より30クラス用パワーエンジン、39が発売になりました。TT社のプロ30Hエンジン(リングタイプで扱いやすい)をレポートしてみました。エンジンの大きさは36とほぼ同じですから今までの30~36クラスのへりにそのまま搭載可能です。トップ回転も維持しながらトルクがUPしていますので 扱いやすいエンジンと思います。50までのパワーが必要で無い、燃費の問題も、休ませていた30機も復活してみたいなどどにいかがでしょう。OS61SX-Hで定評のWCキャブを取付けてみました。このキャブは中速のニードルが付いていることが特徴です。

2007年10月1日月曜日

ラジコン用無線バンド

ラジコン用無線バンドは、必ず正規のバンドを使いましょう。マニアの中には「特番」といわれる違法バンドや、海外用周波数を使用する人が稀にいます。本人は混信など無いので便利なのでしょうが、きちんとルールを守りましょう。また、これはラジコンの基本ですが、送信機のスイッチはむやみに入れるのではなく、飛ばしている人がないか、ちゃんと確認するのが、最低限のルールです。

電動空物の技術は、日進月歩で進歩しています。現在、リチウムポリマー電池が動力用バッテリーとして主力になっています。他のバッテリーに比べ、パワー、重量面で圧倒的に有利ですね。そして最近、話題になっているのが、ポストリポと言われる「リチウムイオンバッテリー」です。サブCセルをひと廻り大きくしたサイズです。リポの欠点・課題であった、保管時の安全性も高いようですので、今後は主流となっていくと思われます。

200グラム程度の重量で、30クラスの電動機を飛ばすことが可能ですので、出力面では全く不足はありません。一般的にベアリングにはオイルやグリスを塗布することが良いと考えられておりますが、そうとも言えないことがあります。また、グリスなどを与えたために不具合が生じるケースがあります。ラジアルベアリングは、シールド型の場合グリスが内部に塗布してあります。さらさならオイルを塗布した場合、このグリスが抜けてしまうことがあります。

しばらくの間は、あまりオイルはささずそのままの状態での使用が良いようです。しばらく使ってしまいグリスが抜けてしまった後は、グリスを挿入することは難しいのでこまめにスピンドル油などをさし、防錆対策などを行うと良いでしょう。スラストベアリングは、通常3つの部品に分かれます。内径の小さなプレート、ボール部、内径の大きなプレートの3つですが、内径の違いを適切に配置しないとその性能が発揮できません。最悪の場合、焼き付きが起こる場合もあります。

ラジコン用無線バンド

ラジコン用無線バンドは、必ず正規のバンドを使いましょう。マニアの中には「特番」といわれる違法バンドや、海外用周波数を使用する人が稀にいます。本人は混信など無いので便利なのでしょうが、きちんとルールを守りましょう。また、これはラジコンの基本ですが、送信機のスイッチはむやみに入れるのではなく、飛ばしている人がないか、ちゃんと確認するのが、最低限のルールです。

電動空物の技術は、日進月歩で進歩しています。現在、リチウムポリマー電池が動力用バッテリーとして主力になっています。他のバッテリーに比べ、パワー、重量面で圧倒的に有利ですね。そして最近、話題になっているのが、ポストリポと言われる「リチウムイオンバッテリー」です。サブCセルをひと廻り大きくしたサイズです。リポの欠点・課題であった、保管時の安全性も高いようですので、今後は主流となっていくと思われます。

200グラム程度の重量で、30クラスの電動機を飛ばすことが可能ですので、出力面では全く不足はありません。一般的にベアリングにはオイルやグリスを塗布することが良いと考えられておりますが、そうとも言えないことがあります。また、グリスなどを与えたために不具合が生じるケースがあります。ラジアルベアリングは、シールド型の場合グリスが内部に塗布してあります。さらさならオイルを塗布した場合、このグリスが抜けてしまうことがあります。

しばらくの間は、あまりオイルはささずそのままの状態での使用が良いようです。しばらく使ってしまいグリスが抜けてしまった後は、グリスを挿入することは難しいのでこまめにスピンドル油などをさし、防錆対策などを行うと良いでしょう。スラストベアリングは、通常3つの部品に分かれます。内径の小さなプレート、ボール部、内径の大きなプレートの3つですが、内径の違いを適切に配置しないとその性能が発揮できません。最悪の場合、焼き付きが起こる場合もあります。

2007年9月27日木曜日

ラジコンヘリのスロットルカーブ

スロットルカーブはニードル調整が結構影響します。濃い目のニードル調整は高めのスロットルカーブ。薄めのニードル調整は低めのスロットルカーブとなるのが一般的だと思います。今回は地上での慣らしで何処まで仕上がるか?にポイントを置いてみました。手で始動出来るもののやはり小型エンジンの始動性は良いとは言いがたいです。

今回は10タンク目まではスターターを使うことにしました。でも普通のスターターは10には、ちょっとと思ったので、京商のハンディースターターを使うことにしました。このスターターはギアダウンタイプで通常のスターターよりも回転が低くエンジンにやさしいのでは、と思います。まず1から5タンクまで7000rpmで回しました。このときのニードルは説明書の4回です。

続いてニードルを1/4閉めて7000rpmで10タンク分回しました。全開はそれほどでもないのですが、スローはなかなかの安定感を見せます。レスポンスも良くもたつきも思ったほどありません。機体がムサシノシリーズなので中速以下が安定すれば上出来です。一般的に、ニッカドは使用後12時間以上経過しないと元の状態に戻らないと言われています。つまり、朝フライトしたニッカドが充分回復するまで待つと日が暮れてしまいますから、ニッカド本来の特性に即した使用方法をとろうとすれば、一日一回の使用が望ましい、ということになり、そのためには一日の飛行回数分のニッカド・パックを用意しなくてはならないことになります。

ですから、競技会やレースに出場する目的等、ニッカドを常に最高の状態に保つ必要がある場合には、この原則は欠かせない、ということをまず基本として覚えておいて下さい。実際、EP機のエキスパートと言われる方々はかなりの数のニッカド・パックを所有し管理していますが、一般的なフライヤーの場合、「そんなに沢山のニッカド・パックを用意できない」というのが実状ではないかと思います。そこで、お薦めするのがニッカド・パックのローテーション使用です。一般的には、ニッカド容量の3倍(これを 3Cという)の電流値に設定して充電を行います。

2007年9月24日月曜日

ラジコンヘリ ローター回転数の設定

ホバリングしている状態から、ホールドSWをONにします。この練習は、オートロ時の着地寸前のピッチアップの練習です。ホールドSWをONにしても、絶対にストンとは落ちませんから、落ち着いて練習して下さい。最初は 通常より低めのホバリング状態でやってみましょう。50Cm位の高さなら、そのままほっといても降りますから着地寸前に少しピッチアップして見ましょう。入れすぎると逆に浮き上がりますから、気を付けて下さい。慣れてくれば少しずつ高さを取り アイレベルからやってみましょう。ここでピニオンギヤを選択するに当たり、まずどのような飛行をするか決める必要があります。

つまりはメインローターの回転数を、どの程度に設定するかです。ホバリングを中心とした軽飛行から、エンジン機を越えるようながんがんの3Dフライトを行う仕様まで設定をすることが可能です。基本的にはメインローターの回転数が一番重要となってきますが、エンジン機とは違い振動が少ない電動ヘリコプターのメインローターは、エンジン機よりは高めにセットする事ができます。ホバリングを中心とした軽飛行の場合、ホバリングで1700回転から1800回転、フルで2000回転程度の設定が良いと思います。またがんがんの3Dフライトを行いたい場合は、最高回転で2500回転以上の設定がおすすめです。この場合はメインローターの強度を十分考慮する必要がありますのでご注意ください。

3000回転程度の設定でのフライトも、かなり敏感にはなりますが可能です。まず目標に置いているメインローターの最高回転数が、フルハイで合っているか確認します。ある程度調整が取れるまでは過回転、回転低下が考えられるので、気をつけて確認します。過回転の場合はメインローターのピッチ角を大きく取って行きます。回転落ちが起こる場合はピッチ角を少なくして行きます。メインローターが対称翼の場合は、上下でもほぼ同じ状態と考えられますので、上側が取れたら下側もとりあえず同じピッチに合わせます。次にスティック中心位置を合わせます。これはピッチ角が0で動かす必要はありません。過回転、回転低下はエンコンを動かして行きます。

ある程度舵を打った状態での確認もしてください。回転が低下する場合は%を大きく、回転が過回転になる場合は%を少なくします。上記でフルハイ及び中心のセットがほぼできました。まだ背面側は合わせておりませんがその前に中心からフルハイまでの設定を行います。これはそれぞれ飛ばすひとのフライト方法にもカーブは異なります。ある程度舵を大きく打った演技を行う場合は比較的カーブはポジテブ(ドーム状のカーブ)に大きくなり、あまり舵を大きく打たないフライトの場合はあまりカーブは大きくなりません。ネガティブ(おわん状の逆カーブ)になることはほぼ無いと思います。実際に中心からフルハイまで徐々に上げて行き、何点かの位置でピッチを変更してもローターの回転がほぼ一定になるようにカーブを取って行きます。

2007年9月22日土曜日

ラジコン 電動400クラスの機体

電動400クラスのトレーナー機を選択する場合、全備重量が600g以内のものが良いでしょう。また、機体に必要なパワーを維持しつつ、飛行時間を確保するには、効率の良いモーターを最も効率の良い回転域で使用することが条件となります。同じ400クラス機でもプロペラやギヤ比のセッティングが十分煮詰められたものでなければ、パワーとロングフライトの両立は困難です。

機種の選択にあたってはこれらのことを十分考慮に入れ、操縦の基本練習を確実に修得できる基本設計の良い機体を選択することが重要です。そういったノウハウは、いくらルールブックを読んでも判らないでしょう。だから大会や検定会に何度も出て、そういったノウハウを肌で感じたり、友達を作って研究したりする必要が有ると思います。ループでも、ただ回ればいいと言う物ではありません。

自分の真正面で、開始高度と終了高度が同じで、開始前後にきれいな直線飛行があり、遠からず近からず、きれいな円になっている必要があります。特に自分の真正面でやると言うのがかなり難しいです。基本は、エンジン回転が常に変わらないようにすること。ホバリング中にゆっくり上下するときや上空でも回転が変わらないようにするのが基本。特にホバリング時(スロットルスティックが中心付近にある時)に、上下させてみて回転数が変わらない様に。

理由は、エンジンはスロットルが変化してもすぐには回転が変わらないが、ピッチは変化させればすぐに機体が上下するから、スティックワークが滑らかになるからです。エンジン回転がすぐには変わらない理由は、2サイクルエンジンはクランクケース内に燃料をため込んでいるのでスロットルを変えてもすぐには反応しないから。上空でのニードルをあわせるとき、燃料タンクが満タンではだめです。

2007年9月19日水曜日

ラジコンヘリ フタバ製のガバナー

フタバのガバナーは最低スロットル開度が決まっているのでエンストする事もありません。(多少回転は上がりますが)900回転以下では、どうやってもガバナーは入りませんからエンジン始動時にガバナーが入るといった心配もありません。(一応ギアチャンネルで完全にオフにしておいた方がいいでしょうが)難点といえば、クーリングファンにセンサーを付けるのがめんどくさい位でしょうか。実に良く出来ています。また、エンジンが余裕を持って飛ぶようになるので、オーバーヒートもし難く、燃料も長持ちするように思います。

従来の、燃料が少なくなってくると、エンジン回転が上がり、振動が増え、燃料が泡立ち、より薄くなり、ますますエンジン回転が上がるという悪循環が断ち切れます。お勧めアイテムです。ホバリングの練習でしたら1.5回転以上締め込むことは、あまりないでしょう。1.5回転から絞るときは2コマ~3コマずつの調整で行います。アイドリングからゆっくり上げて行ったときグズ付くようで有れば、スロー調整ネジ゙を少し締めます。最初の位置から半周も締め込むことは滅多に有りません。

OS32のスロー調整ネジは、メインニードルにも影響を与えます。行き詰まったときは、どちらかではなく、お互いの関係を考えて調整して見ましょう。次に、使用する電池を決めます。これもフライト形態に大きく影響を及ぼしますが、最低で3セルのリポから6セル程度までの仕様を考えることができます。ホバリングでは一般的な仕様の場合、概ね15Aから18Aでホバリングをします。省電力型にする場合はこれ以下でも飛行は可能の様ですが、ホバリング中心の標準的な仕様の場合は、3000mAの電池で10分程度のフライトが可能の様です。

ホバリング中心型設定の場合は、2500mAから3000mAの3セルリポが良いと思われます。最高の出力でも40A程度だと思われます。また、3Dフライトで最高回転を設定した場合、強力なパワーのモーターでは40Aを越えるようです。この場合は2000mAの20cタイプでは限界に達します。まれに竜巻の小さな物を見ることがあると思いますが、その際地上にあるゴミや砂などが舞上げられ、上空に行っているところを確認されたことがあると思います。また、なにやら袋が舞い上がって漂っているところも見たことがあるでしょう。これらは上昇気流があるので、ある程度質量のある物が地上から上空に空気により持ち上げられます。

2007年9月18日火曜日

ラジコン空物のマナー

ラジコン飛行機やラジコンヘリの飛行は、マナーを守って末永くこの趣味を楽しめるよう、ラジコン飛行場に限らず、自分の出したゴミは自分で必ず持ち帰ることも重要なポイントです。どのようなスタイルでラジコンをされるかが選択時に重要となります。競技を目指す人であれば、ルール等で制限があるか確認し、エンジン機種等などによってもっとも有効と言えるニトロメタンパーセンテージを選択する必要があります。競技でない場合は、エンジン機種及びサイズに応じて、必要最低限のニトロパーセンテージで問題はありません。

初心者であれば、車は20%、飛行機・ヘリについては15%などが最適でしょう。自信が付いたら、いよいよ着陸させます。途中でダメだと思ったら直ぐにホールドSWをoffにし、上空に上げて下さい。ホールド時のLoピッチは-4゚~-5゚位でHiピッチは10゚~13゚になるように調整しておきます。高度は20m~30mからスタートします。一定の進入角で降下させ5m位の高さまできたら少しずつエレベーターを引き、同時にピッチを少しずつに入れフレアーを駆けます。1mの高さでは完全に前進速度が死んでいなければいけません。

後はホバーオートロの要領で着陸させます。慣れてくれば徐々に1mの高度を低くしていき、目の前にスーッとソフトランディング出来るでしょう。機体が前進スピードを持ったまま無理に着陸させた場合、ローターでテールをたたき大事なヘリが壊れてしまいます。そんな中、今までの夏と今年はちょっと違うラジコン事情がありました。それは電動化です。エンジンは比較的夏の暑いときでも、ちょっとニードルを甘くして混合機を濃くしエンジンを冷やしながら飛行させれば、相当な暑さでも特に問題なく飛行することができます。しかし電動はちょっと異なります。

昨年来電動のヘリなども普及した結果、今年の夏は電動をフライトさせる方も急激に増えました。これが今までの夏とは違うラジコンの事情です。電動は暑さを吸収する手段がエンジンと異なりありません。温度が上がればそれに比例して、モーターやコントローラ、さらには電池まで温度は上昇します。冬と夏では30度の温度の違いがあるとすると、40度であったモーターなどは70度にもなってしまいます。事実上はそれ以上の温度上昇があるでしょう。

2007年9月14日金曜日

ラジコン スロープソアリング

エンジンを始動して機体を置き、10M離れて練習を開始するのですが、もし風が吹いていたら、機体を風上に向けて練習しましょう。目安はヘリから出る煙が、自分の方に向かってきていればOKです。ラジコン飛行場の都合上、風上で練習できない場合は、飛行クラブの方に飛行場のどの場所で練習すれば良いかを聞いてください。スロープでは、風があれば必ず上昇することができると言っても過言では無いでしょう。あまり風が弱いと機体によっては上昇できない事もありますが、一定以上の風があれば、基本的には斜面から外れなければグライダーは上昇をすることができます。

また、高度を維持することも容易です。山のスロープに行かなくても、大きな土手などでは風が良い方向であれば、結構なスロープを楽しむことができます。特にお椀状に土手がカーブしているそこの部分では、風が良く集まり土手ソアリングを楽しむことが容易です。サーマルの場合は、いつでもあるわけではありません。時間帯によりある場合と無い場合もあります。また、小さな物は直径数メートルの範囲での上昇気流なので、それに長い時間乗ることはとても難しいことです。また、サーマルはいつまでも同じ場所にはありません。通常は風の流れと一緒に流れて行きます。

しかし、風の方向や強さを感じ取り予測することにより、目には見えないサーマルが感覚で分かってくるようになります。また、サーマルに入ったときの機体の挙動の変化により、サーマルにとどまっているか外れてしまったかも分かるようになってきます。機体をうまくコントロールすることにより、長い時間サーマルの中に機体をとどめて機体の高度を上昇させることが可能となってきます。サーマルには発生しやすい時期や時間帯、地形などがあります。冬の寒い時期、良い天候により空気が急激に暖められた場合などは、一面がサーマルになるなんて事も年に何度かあります。

また、比較的地形の複雑な場所では起こりやすい場所が出てきます。逆に夕暮れの時間帯などは、サーマルが出にくい状況にもなります。これらのことから、グライダーをサーマルに乗せたい場合の乗せやすい状況と言うことがおわかり頂けると思います。田んぼや畑の中にあるビニールハウスの上などは、ある程度気温が上昇していく時間帯ではかなりの確率で上昇気流を発見することができると思います。逆に水などの比較的空気の温度より冷たい物の上では、上昇気流は出づらいようです。アスファルトなどは、比較的出やすいようです。

2007年9月13日木曜日

ラジコン モーターの巻き回数

高いターン数(細い巻き線)になるほど,シングルでもダブルでもそれ程巻き線が占める体積は変わりないという事になります。また,実際分解してみると今のダブル巻は内側を先に巻いてからそのうえに外側をもう一回巻くんですね。昔の記事の記憶の先入観があったので驚きました。 6インチプロペラのダイレクトドライブの機体と同時に飛び比べると,上昇率は目視で倍増,もうこのくらいで十分という15-20秒の上昇を8回位こなせるようです。

モーター単体の重量が130gで,400ギアダウンに比べると30g位の増加ですが,飛んでみて,そのようなペナルティがあるだろうとは感じられません。F5J(これはFAIが正式に認めたクラスではありませんが)のSpeed-400クラスには出られないでしょうが,7セルクラスならば,専用の設計で製作すれば,ラフな計算ではデッドエアで6-7分はいけるだろうと考えます。低回転のダイレクトドライブの静粛さを備え,しかもパワフルで効率も良いモーターに仕上がったようです。

説明書には2.3:1と減速比が書いてありましたが,私が見たところでは2.22:1でした。しかし,軸受けの前部分にはベアリングが装着されており,軸そのものは丈夫な6mm径の鉄製で,これで京商ギアダウンユニットとそう変わらない重量で,値段も同等なのです。 そして何より,ベルトリダクションということで安価なストックモーターが使えるということ,そして耳障りな高周波音がしないこと,耳がついているのでキットを少し変更するだけでそのままタッピングビスで固定でき,フローティングにする必要もないのは良いですね。

スタントばりばりの機体ではないし40Aも流すわけではないので,これで良いだろうと思ったのですが,今までトラブルも皆無ですしロスがあるようにも思えません。飛行時間から見れば,電動カーよりずっと低い電流です。"ポン載せ"の親しみやすさにも通ずると思います。翼面荷重が40g/sq.dmになってしまったので,EPプレイリー並みの余裕のある低速飛行が可能になりました。軽量化のメリットは,飛ばした感じではこの低速性能により反映されているようです。本当に余裕を持って操縦できます。

2007年9月12日水曜日

ラジコンヘリ キット選び

ヘリの場合、最初はとにかく安定の良いヘリを選んで下さい。そして必ずキットを購入しましょう。一度組み立てしておくと後が楽です。苦労して自分で作った機体で是非大空を自由に飛びまわって下さい。大きなエンジンは 確かにハイパワーですが、一回の飛行にかかる燃料費も高く、非効率な面もあります。エンジン機は、オーバーヒートに気をつける必要がありますが、指での確認は火傷の危険性がありますので、火傷には充分注意して下さい。ピッチを図る場合、ピッチゲージの下面とスタビライザーバーが水平になるところで角度を読みます。

サーボの軸には歯車の様にギザギザが付いており、これをスプラインと言います。指示が無い限り、基本的にサーボとサーボホーンとは直角になるように取り付けましょう。全てのサーボのニュートラル(中間)が同じ位置にありませんので、サーボのスプラインとサーボホーンを上手く組み合わせて直角になるようにします。今回は6方向の足のサーボホーンを使用していますので、直角が出るまで色々位置を変えて、うまくはめて下さい。

AVCSとは簡単に言えば、テールを一定の位置に維持しようとさせる機能で、最近のジャイロに搭載され始めた新しい保持機能です。基本的にジャイロは車で言うカウンター操作をするのですが、AVCSを入れると向けた位置からずれても、その位置に戻るまで舵を打つ操作を行います。初期の機体調整時には逆に邪魔になりますので、初期調整が終るまでOFFにしておきます。OFFにすれば従来のジャイロと同じ動きをしますので、ジャイロ自体をOFFにする必要はありません。

2007年9月11日火曜日

サーマルとウエーブ

サーマルが無くなってしまった時間帯や、雨が降っている日でも高度を維持することができる場合があります。皆さんは良く「ウエーブ」と言っているようですが、ある一定の高度と空域だけ、サーマルと同じように機体を上昇させる空気の波見たいな物があります。この場合の多くは、機体を旋回させてしまうと降下してしまいますので、サーマルと違い逆効果です。

なるべく舵を切らずに抵抗を減らし、ゆっくりな飛行で大きな旋回でその空域を飛行させることにより、信じがたいほどの飛行時間を稼ぐことができます。通常F3Bなどの競技の場合、対空競技では10分間です。全くサーマルに乗らずに滑空の場合、5分から6分でウインチで上げてもおりてしまいます。悪い空域に入ってしまうと、3分でおりてしまうこともあります。

競技の場合は飛行させる時間帯を選ぶことができませんので、一緒に飛ばす人よりも、どれだけ長く飛ばすことができるかに条件の悪い時間帯はなってしまいますが、サーマルが発生していないと思われる時間帯でも、この「ウエーブ」にうまく乗ることにより、10分以上の滞空時間を稼ぐことが可能です。

2007年9月10日月曜日

グローエンジンの慣らし運転

まず最初に、メインニードルを90度閉めます、この状態で2タンクならします。ホバリング中ガスが薄くなるようであればメインニードルを薄くならないように濃い目に設定しなおします。これでホバリングでのならしは終わりです。続いて上空ですが、メインニードルを1回3/4の状態で1タンクならします。このときに、ガスが濃すぎれば3コマ閉めます、薄いときは3コマ開けます。

このあと、2フライトごとに2コマづつ閉めていき、最終的に1回1/3まで閉めていきます。このとき、メインニードルは上空でループ、ロールができる範囲で可能な限り濃い目に設定しておきます。以上で8タンク前後ホバリングができたと思います。(リングタイプとABCタイプとでは、その構造上どうしてもABCタイプの方が慣らしに時間がかかってしまいます)この数ヶ月、ラジコン技術紙でもF3Aの電動飛行機の特集が掲載されておりました。

ここでも熱とその対策などの事も記載されておりましたが、記事を書かれるような方でも熱でESCをだめにしてしまったりと言うことも有るようです。飛行機の中で、ファンをESCのために回す対策をするなどの方法を取っているようですが、90度近く有った温度が50度程度まで下がるなど、わずかな事で極端に温度が下がり、使えなかった状態から問題解決になる事もしばしばです。ヘリなどではボディの中に納めるのではなく、空気の流れが良いボディから外れたところにESCを置くなどちょっとした工夫で同じESCでもだいぶ温度が下がります。

意外と空気の流れは温度に取って重要なのです。ヒートシンク付きの物でも、空気がその場にとどまっていたのでは表面積を増やしても何の意味も無くなってしまいます。ヒートシンクに接触している空気が、新しい温度の低い空気に変わってこそ、表面積を大きく取った意味が出てきます。ヒートシンクがついていると言って、安心しないでください。重要なことは、ヒートシンクがどのような条件下にあるかと言うことです。

2007年9月9日日曜日

ラジコンヘリの運用

燃料は燃料ポンプを使用して給油します。今回の機体には、まだ燃料フィルターが付いていませんので、皆さんのを参考に取り替えましょう!(筆者が忘れていた←言い訳)今回はT型のフィルターを装着しました。キット製作&ラジコン操縦と2つのことをいっぺんに習得するのは、結構大変ですが、一度体系的に覚えてしまえば、墜落した際の修理技術もつき、趣味を長く続けることが出来ます。

降下時、1mの高さでは完全に前進速度が死んでいなければいけません。後はホバーオートロの要領で着陸させます。慣れてくれば徐々に1mの高度を低くしていき、目の前にスーッとソフトランディング出来るでしょう。機体が前進スピードを持ったまま無理に着陸させた場合、ローターでテールをたたき大事なヘリが壊れてしまいます。

2007年9月7日金曜日

零戦、雷電、ムスタング、テキサン

一般的にガソリンエンジンや電動というと、グローエンジンに比べノイズが出やすいのではないかとのご心配があると思います。確かにその傾向はあります。しかし、きちんとおさえるところをおさえておけば、特に現在の無線システムであれば問題はありません。そんな中、アメリカA123Systems社が開発した新しい電池が注目を集めつつあります。

同社はこのA123という電池を産業用、特にハイブリッド自動車向けなどを中心に開発をしているようですが、すでに電動工具などでは一部実用化されているようで、ナノテクノロジーを駆使して作られた材料により作られたリチウム系の電池で、現在販売されているものよりも充電時間が短く、安全でより強力なバッテリの開発に至っているようです。実際にブラシモーターとの比較でも、価格が同程度以下になれば、省電力で高出力にすることが容易なブラシレスモーターが普及してこない理由は無くなってきます。

そんなことで、現在の主流がブラシレスモーターになってきているのでしょう。零戦・雷電・ムスタング・テキサン等のお馴染みの機体や、オリジナルの双発機、ビデオカメラ搭載機・・・等々・・・マニアの方々が色々挑戦されており、その出来映え、飛行性能は素晴らしいものがあります。その殆どは、GP機のキットを改造したものや、全くのオリジナルといった 540クラス以上の大きさのものが主流で、400クラスの製品としては、現在のところ数はあまり多くありません。ラジコン空物の飛行には、注意が必要です。

時々報道されるように、ラジコン空物が絡んだ対人事故が、年間数件の割合で起こっています。電波の混信など、不可抗力で墜落することもありますので、飛行前の電波状況チェック、バンド管理は重要です。サーマルに当たらない場合は、また向きを90度変えて反対側に斜めに飛行させましょう。何度か同じ事を繰り返すと、サーマルに当たらなければ機体は高度を下げてしまいます。ある程度機体の高度が低くなったら、飛行場に帰ってきて、着陸態勢に入りましょう。

2007年9月6日木曜日

リチウムポリマーバッテリー

ラジコン界で最近普及しているパワーソースがリポですが、危険性もあります。それは、充電方法が間違っていたり充電器の充電方法の違いなどにより、最悪の場合燃えたり爆発してしまったりと言うことが有るためです。航空機の運送協会でありますIATAも、リポを危険物として航空輸送できない物品に指定しました。このことからも取り扱いは十分に気をつける必要が有る物だと言うことも理解できます。

まずメインギヤを設定します。これはオプションを使用しない限り120Tです。次に設定したいメインローターの回転数を入力します。先ほどのご自分の飛行形態に合わせた形で、1800回転程度から3000回転程度までと思われます。

修正する方向を決める働きがあり、機体によってリンケージが違います。例えば今回の機体ではREV側ですが、NORで使用する機体もあります。もしこれが逆だと、向いた方向に更に舵を入れてしまいますので、機体が回転したまま止まらなくなります。火に油を注ぐとはこの事です。

ラジコンヘリのエレベーター操作

ラjコンヘリのエレベーターは、HPM方式では超小型サーボ1個でのコントロールとなるため、トルク不足が発生しやすく、ピッチングしやすい機体となってしまいます。小型電動400クラスヘリには、SWM方式をお奨めします。

実際はマストやスピンドルは比較的安価な部品で、センターハブやフレームは高価な部類です。安価な物が曲がらず高価な物が破損してしまう、これはヘリメーカーにとっては高い部品が売れるので良いことかも知れませんが、ユーザーにとっては余りよいこととは言えないと思います。

ラジコン店で模型用燃料を購入する際には、自分の消費量を勘案し、必要な量だけ購入するのが無難です。ホバリングは上空以上に、キャブレターのバラツキが影響します。いくら調整しても自分が良し、と言えないときは、思いきってキャブレターを交換すると結構良くなることがあります。

2007年9月5日水曜日

サーマルハンティング

ラジコンのグライダー、モーターグライダーは、サーマルハンティングを行うことにより、長い時間飛行を続けることが可能となります。高い位置でサーマルを見つけると、比較的広い範囲での飛行が可能となるため次のサーマルへの移行も容易になります。

また、サーマルとサーマルの間は下降気流のケースが多いので、ある程度機体の高度を次のサーマルに移動するためには確保することが必要です。大きなエンジンは 確かにハイパワーですが、一回の飛行にかかる燃料費も高く、非効率な面もあります。

2007年9月4日火曜日

ラジコン飛行機の始動

エンジンを始動して機体を置き、10M離れて練習を開始するのですが、もし風が吹いていたら、機体を風上に向けて練習しましょう。目安はヘリから出る煙が、自分の方に向かってきていればOKです。ラジコン飛行場の都合上、風上で練習できない場合は、飛行クラブの方に飛行場のどの場所で練習すれば良いかを聞いてください。次にスティック中心位置を合わせます。

これはピッチ角が0で動かす必要はありません。過回転、回転低下は上記②で合わせた中心のエンコン65%を動かして行きます。ある程度舵を打った状態での確認もしてください。回転が低下する場合は%を大きく、回転が過回転になる場合は%を少なくします。最初にキット製作&ラジコン操縦と2つのことをいっぺんに習得するのは、結構大変ですが、一度体系的に覚えてしまえば、墜落した際の修理技術もつき、趣味を長く続けることが出来ます。

電動が変化した背景には、ブラシレスモーターが大きく起因しております。ブラシレスモーター自体は実はそんなに新しい物ではありません。簡単な話交流モーターそのものの構造と同じなので、かえってブラシモーターよりもルーツは長いかも知れません。大きく変わった背景にはコントローラがあります。

2007年9月2日日曜日

初心者向けのラジコンヘリは?

初心者向けのラジコンヘリ候補としては、Erogoもいいです。32(CCPM)でも良く飛びます。Shuttleにくらべると部品が大きいので、組み立てる楽しみがあるかもしれません。しかし、重いので46のCCPMの方がお勧めです。

60の様なアルミのフレームを使っていたり、オプション品も多く、スぺリオと共通部品も多いので、一つ上の精度感とグレードアップの選択肢の多さなど、満足感が得られるでしょう。苦労して自分で作った機体で是非大空を自由に飛びまわって下さい!

サーボ数は何個までOKか?

機体に装着し、実際に使用できるサーボ数を判断する目安として次のようなテストを行ってみました。これは、モーターは回さずに、サーボのみを数分間連続的に動作させ、アンプの発熱状態を観察する方法です。モーターは停止した状態ですから、アンプからの発熱はBEC機能からのものと判断できます。

発熱が大きい場合は過負荷であり、それほど熱くならない場合は使用可能範囲とみて良いと思われます。ガバナーが無い時、ストールターンの降下時にエンジン回転が上がらないようにスロットルカーブを設定すると、ループの抜けで回転が下がって気持ち悪いといった感じですべての場合を一つのスロットルカーブで対処するのは難しいですが、ガバナーは難なくそれをカバーしてくれます。

ガソリンエンジンの場合、プラグ着火がとても大きな電圧を必要とします。電流自体はとても微々たる物ですが、電圧が高いことからノイズの発生が少なからずあるようです。しかし、エンジンは機体の通常一番最前部にあるため、受信機やケーブルなどからは遠い位置にあるのが普通です。

ラジコン、スケール機の楽しみ

零戦・雷電・ムスタング・テキサン等のお馴染みの機体や、オリジナルの双発機、ビデオカメラ搭載機・・・等々・・・マニアの方々が色々挑戦されており、その出来映え、飛行性能は素晴らしいものがあります。その殆どは、GP機のキットを改造したものや、全くのオリジナルといった 540クラス以上の大きさのものが主流で、400クラスの製品としては、現在のところ数はあまり多くありません。

その日のある時間帯、風が前から一定で吹いていたとします。それがいつの間にか弱くなり、ついには風が無くなりました。それどころか風の向きが変わり後ろからちょっと強めの風が吹いて来ました。すかさず俳風ですが、風の吹く方向に機体を上げてみましょう。前記のケースでは、かなりの確率でサーマルに機体は当たります。その距離や大きさは、経験を積まなくては判断は難しいでしょう。