2007年11月3日土曜日

ラジコン空物に最適なプロポ

ヘリや飛行機など、現在空中を飛行するラジコン模型には一般的にPCMタイプの無線機が良いとされております。弊社でも、電動エンジンを問わず、特に大きなサイズの物はPCMタイプをおすすめ致します。小型の物でも、電動のヘリコプターなどはPCMタイプをおすすめします。これは、私の経験上かなりFMタイプに比べノイズ的に有利になります。ガソリンエンジンの場合、プラグ着火がとても大きな電圧を必要とします。電流自体はとても微々たる物ですが、電圧が高いことからノイズの発生が少なからずあるようです。

しかし、エンジンは機体の通常一番最前部にあるため、受信機やケーブルなどからは遠い位置にあるのが普通です。このことから、あまりプラグ関係でのノイズは気を使う必要が無いのが実情です。今回のG200PUエンジンの場合は、プラグヒートのコントローラが付属します。この部分もノイズの発生源となるようです。できるだけコントローラからは、受信機や受信機のアンテナ、サーボのリード線等を離した方が良いようです。しかし、斉藤製作所の最大の強みは、優秀なエンジンを供給し続けていることではないでしょうか。そして、斉藤製エンジンを搭載できるラジコン飛行機のキットも発売しています。この世界も根強い愛好者がいます。

TOKIは秀和工業(株)の模型用エンジンのブランドです。(秀和工業(株)は、ラジコン用エンジン等の開発・製造をしています)ラジコン飛行機・ラジコンヘリ用のグローエンジンとしては、18クラス、40クラスを発売しており、前者はクイックのヘリ「クイッキー15」(実質、専用エンジン)、後者は32クラスヘリの換装用となっています。18クラスはクイッキー15のパワーソースとして、特に好評を得ているようですね。テールローターは、一般的にメインローターが右回転の場合左回転にします。これは、メインローターが回転した場合ジャイロプリセッション効果でドリフトトルクが90度ずれた方向に現れ、ちょうどテールパイプを軸にした方向に出てきます。これと同じ事がテールローターにも言えます。

当然メインローターの半トルクとジャイロプリセッションドリフトトルクは、テールローターの物とは大きく違いますが、少しでもそれぞれを打ち消す役目を持たせるために、メインとテールは逆の方向に回転させることが基本だと思います。機体の多くは、これとは逆にメインローターは右回転、テールローターも右回転となっております。これは、いろいろな経験やテストから、特にラジコンヘリの場合テールローターとメインローターの回転方向を変えても、操縦感覚、性能等に人間の感覚ではほぼ分からない事から、それよりもラダーリンケージロッドを引いてテールローターのピッチをプラス側にした場合、ロッドのたわみに対して有利になります。多くの場合通常ロッドを引っ張る側にラダーリンケージにトルクがかかり、ガタがあっても感じる事が少ないなどの理由から、テールローターを右回転にした場合、ラダーリンケージが引っ張ってプラス側になる点を優先してご推奨します。

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