2007年9月10日月曜日

グローエンジンの慣らし運転

まず最初に、メインニードルを90度閉めます、この状態で2タンクならします。ホバリング中ガスが薄くなるようであればメインニードルを薄くならないように濃い目に設定しなおします。これでホバリングでのならしは終わりです。続いて上空ですが、メインニードルを1回3/4の状態で1タンクならします。このときに、ガスが濃すぎれば3コマ閉めます、薄いときは3コマ開けます。

このあと、2フライトごとに2コマづつ閉めていき、最終的に1回1/3まで閉めていきます。このとき、メインニードルは上空でループ、ロールができる範囲で可能な限り濃い目に設定しておきます。以上で8タンク前後ホバリングができたと思います。(リングタイプとABCタイプとでは、その構造上どうしてもABCタイプの方が慣らしに時間がかかってしまいます)この数ヶ月、ラジコン技術紙でもF3Aの電動飛行機の特集が掲載されておりました。

ここでも熱とその対策などの事も記載されておりましたが、記事を書かれるような方でも熱でESCをだめにしてしまったりと言うことも有るようです。飛行機の中で、ファンをESCのために回す対策をするなどの方法を取っているようですが、90度近く有った温度が50度程度まで下がるなど、わずかな事で極端に温度が下がり、使えなかった状態から問題解決になる事もしばしばです。ヘリなどではボディの中に納めるのではなく、空気の流れが良いボディから外れたところにESCを置くなどちょっとした工夫で同じESCでもだいぶ温度が下がります。

意外と空気の流れは温度に取って重要なのです。ヒートシンク付きの物でも、空気がその場にとどまっていたのでは表面積を増やしても何の意味も無くなってしまいます。ヒートシンクに接触している空気が、新しい温度の低い空気に変わってこそ、表面積を大きく取った意味が出てきます。ヒートシンクがついていると言って、安心しないでください。重要なことは、ヒートシンクがどのような条件下にあるかと言うことです。

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