2007年9月13日木曜日

ラジコン モーターの巻き回数

高いターン数(細い巻き線)になるほど,シングルでもダブルでもそれ程巻き線が占める体積は変わりないという事になります。また,実際分解してみると今のダブル巻は内側を先に巻いてからそのうえに外側をもう一回巻くんですね。昔の記事の記憶の先入観があったので驚きました。 6インチプロペラのダイレクトドライブの機体と同時に飛び比べると,上昇率は目視で倍増,もうこのくらいで十分という15-20秒の上昇を8回位こなせるようです。

モーター単体の重量が130gで,400ギアダウンに比べると30g位の増加ですが,飛んでみて,そのようなペナルティがあるだろうとは感じられません。F5J(これはFAIが正式に認めたクラスではありませんが)のSpeed-400クラスには出られないでしょうが,7セルクラスならば,専用の設計で製作すれば,ラフな計算ではデッドエアで6-7分はいけるだろうと考えます。低回転のダイレクトドライブの静粛さを備え,しかもパワフルで効率も良いモーターに仕上がったようです。

説明書には2.3:1と減速比が書いてありましたが,私が見たところでは2.22:1でした。しかし,軸受けの前部分にはベアリングが装着されており,軸そのものは丈夫な6mm径の鉄製で,これで京商ギアダウンユニットとそう変わらない重量で,値段も同等なのです。 そして何より,ベルトリダクションということで安価なストックモーターが使えるということ,そして耳障りな高周波音がしないこと,耳がついているのでキットを少し変更するだけでそのままタッピングビスで固定でき,フローティングにする必要もないのは良いですね。

スタントばりばりの機体ではないし40Aも流すわけではないので,これで良いだろうと思ったのですが,今までトラブルも皆無ですしロスがあるようにも思えません。飛行時間から見れば,電動カーよりずっと低い電流です。"ポン載せ"の親しみやすさにも通ずると思います。翼面荷重が40g/sq.dmになってしまったので,EPプレイリー並みの余裕のある低速飛行が可能になりました。軽量化のメリットは,飛ばした感じではこの低速性能により反映されているようです。本当に余裕を持って操縦できます。

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